こんにちは。
歯科衛生士の小玉です。
皆さんはほぼ毎日歯磨きしていると思いますが、磨いているのと磨けているので大きな違いがあります。
そもそも歯磨きの目的は、歯の表面についた歯垢(プラーク)細菌のかたまりを取り除く事です。
歯垢は歯と似たような色をしているので見分けが難しいのです。
そこでお勧めしたいのがご家庭で染め出しをして歯磨きをする事です。
こうすると磨き残しの箇所に色がつき、
磨き残しがどこにあるのか確実に分かります。
当院では2色に染まるジェル状の染色剤を使用しています。
ピンク色が新しい歯垢、青紫が4日位前から残っている落とせていない歯垢です。
使用方法は綿棒や歯ブラシに染色剤を適量つけて塗布したら、優しくゆすいで下さい。
洋服や洗面台に飛び散らないよう気をつけましょう。
色のついたところはフロスや歯間ブラシ、タフトブラシ、歯ブラシなどを使って取り除いてみましょう。
何度か繰り返し使ってみると染め出しされる部位が同じであればそこが苦手なところだと思われます。
普段からここを意識して歯磨きする癖がつくとだんだん上手に歯垢を落とせるようになります。
磨き残しがぐんと減る事が虫歯や歯周病の予防に繋がります。
毎日の歯磨きで大切な歯を守りましょう。