こんにちは!歯科衛生士の佐藤です。
みなさん、歯並びは何歳で決まるか知っていますか?今回は歯並びについてお話していきます!
通常5~7歳で下の前歯が永久歯に生え変わります。この時期に下の前歯に隙間がなくガタガタになっていれば、その後歯が並ぶあごが拡がることはなく、永久歯はキレイに並びません。
・まだ成長中だからあごの骨が成長して歯並びがよくなるのでは?
・そのうちキレイに並ぶのではないか?
と様子を見てしまうと、矯正治療のために永久歯を抜く可能性が出てきます。
歯がキレイに並ばない大きな原因はあごの骨の成長不足です。実は歯が並ぶ場所であるあごの骨の成長は8歳でほとんどが終わります。あごの骨の成長が不十分で小さいと歯が並ぶスペースが足りずにガタガタになってしまいます。
また、あごの骨の成長が終わった9歳以降から歯を並べようとすると40~60%の割合で永久歯を抜いてからの矯正治療となってしまいます。8歳までにあごをしっかり成長させてあげることで、その後の永久歯がキレイに並びます。
小児矯正では2段階の治療になります。
『Ⅰ期治療(骨格矯正)』
床矯正装置などであごの骨のバランス、大きさを整える
『Ⅱ期治療(歯列矯正)』
永久歯が生え揃い、顎の成長が終わってからワイヤーやブラケット、マウスピースなどで歯の位置を整える
Ⅰ期治療であごの骨を整えれば、永久歯がきちんと並ぶ土台ができるため、Ⅱ期治療を要さなくなるケースもあります。
あごを成長させるために使用する装置の1つを紹介します。それがこちらです⤵
〇床矯正装置