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小児矯正はいつから??

こんにちは!歯科衛生士の佐藤です。

みなさん、歯並びは何歳で決まるか知っていますか?今回は歯並びについてお話していきます!

通常57歳で下の前歯が永久歯に生え変わります。この時期に下の前歯に隙間がなくガタガタになっていれば、その後歯が並ぶあごが拡がることはなく、永久歯はキレイに並びません。

・まだ成長中だからあごの骨が成長して歯並びがよくなるのでは?

・そのうちキレイに並ぶのではないか?

と様子を見てしまうと、矯正治療のために永久歯を抜く可能性が出てきます。

歯がキレイに並ばない大きな原因はあごの骨の成長不足です。実は歯が並ぶ場所であるあごの骨の成長は8歳でほとんどが終わります。あごの骨の成長が不十分で小さいと歯が並ぶスペースが足りずにガタガタになってしまいます。

また、あごの骨の成長が終わった9歳以降から歯を並べようとすると40~60%の割合で永久歯を抜いてからの矯正治療となってしまいます。8までにあごをしっかり成長させてあげることで、その後の永久歯がキレイに並びます。

 

小児矯正では2段階の治療になります。

Ⅰ期治療(骨格矯正)

床矯正装置などであごの骨のバランス、大きさを整える

期治療(歯列矯正)

永久歯が生え揃い、顎の成長が終わってからワイヤーやブラケット、マウスピースなどで歯の位置を整える

期治療であごの骨を整えれば、永久歯がきちんと並ぶ土台ができるため、期治療を要さなくなるケースもあります。

あごを成長させるために使用する装置の1つを紹介します。それがこちらです

床矯正装置

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この装置は床部(プレート)と呼ばれるプラスチックに近い薄い材料部分に、クラスプと呼ばれる歯にかける金属のフックがついています。床部は真ん中で二つに割れていて中心部に「拡大ネジ」と呼ばれる手動のスクリューがついています。

このスクリューを専用のネジで回すと床部の割れ目が開いて少し横幅が広くなり、床部が歯並びを横に少し押します。これを決められた日にちで少しずつ行う事で歯並びが拡大していく事になります。

メリット                                                

◾︎取り外せるのでお手入れが簡単、食事がしやすい→歯磨きも普段通りできるので虫歯になりにくい

◾︎治療に伴う痛みが少ない

デメリット

◾︎装着時間を自分で管理しなければならない→保護者の方には、1日に決められた回数・決められた量に従ってねじを回していただく必要があります

◾︎違和感や異物感が大きい(徐々に慣れていきます)

 

お子様が矯正治療を始める最適なタイミングというのは、おひとりずつ異なりますが乳歯列の段階で矯正歯科の相談を受けることをお勧めしています。矯正治療が遅れたことで、本来であれば歯を抜く必要がなかったということが無いよう、お気軽にご相談いただければと思います。

もし治療を開始するには早過ぎるという場合でも、定期的な検診で継続的に歯の生え変わりをチェックさせていただくこともできますので、来ていただくメリットは十分にあると思います。

矯正無料相談も受付しておりますのでお声がけ下さい!

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